ヤマハの開発した音声合成システム『VOCALOID2』を採用したボーカル音源の1つで、メロディと歌詞を入力することで、合成音声によるボーカルパートやバックコーラスをパソコン上で簡単に作成することができる。また、声に身体を与えることでより声にリアリティを増すという観点から女性のバーチャルアイドルのキャラクターが設定されている。
発売直後より初音ミクで作成された楽曲やキャラクターイメージを用いた動画がニコニコ動画をはじめとする動画投稿サイトに次々と投稿されたことで人気に火がつき、DTMソフトウェアとしては異例のヒット商品となった。初音ミクを用いて数多くの作品が発表されており、その一部は音楽CD等の形で販売されている。キャラクターとしての人気も高く、フィギュアをはじめとするキャラクター商品が多数発売されている。
ネット上を中心に、初音ミクが「歌っている」歌という形をとった、あるいは初音ミクを題材とした、数万曲に上るとされる楽曲や、イラスト、CGによるプロモーションなど様々な作品が発表されており、初音ミクはこうした多くのユーザーの手による多彩な創作物から形づくられる、消費者生成メディア(CGM)により成立している女性アイドルという性格を持つ。ユーザーによる創作物の中には、キャラクター利用の許諾を受けた上でCD、書籍などの形で商業展開が行われているものもある。また、企業の企画からなる関連商品でもフィギュアにアイテムとしてネギ(初音ミクとネギを参照)を付属させるといった、ユーザーによる創作から広まった流行を取り入ることも行われている。
本ソフトは年間1,000本売れれば大ヒットというDTMソフトウェアのジャンルにおいて発売後2週間で3,000本以上という異例の売れ行きを見せた。発売から3週間後にはサウンド関連ソフト内での一週間の販売シェア(BCNによる集計、楽器店やネット通販の売上げ数は含まれない)が30%を超え、最も高い時期には60%以上を占めている。体験版を収録した「DTMマガジン」(寺島情報企画)2007年11月号は通常より相当数を発行したにもかかわらず3日で完売したうえ、一時ネットオークションで高騰する事態となった。その後、発売から約一年後の2008年9月までに累計で約4万2000本の売り上げを記録している。なお、こうした売り上げには音楽製作のためだけでなくキャラクターのファンとしての購入も多いとされる。
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